8月13日から病院に行き始めて、約一ヶ月経ちましたが、先日の3連休に新しいお医者さんへ行きました。
前の病院は、自宅点滴には対応しておらず、ほぼ毎日通わなければならないのと、医療費が結構高いので、このままではいけないなぁ、と考えていたところ、たまたま病院の待合室で隣り合わせた人が「前に住んでいたところで飼っていた猫は自宅点滴だった。そのほうが猫にも人にもいいよ」という話を聞いて、真剣に探し始めました。
話をしてくれた方は、お知り合いが行っている病院の名前を教えてくれました。「自宅点滴に対応しているか分からないけど、聞いてみたら?」と。
自分でもインターネットで探してみましたが、ネットの情報だけで病院を探すのって、難しいですよね。もし、反りが合わなかったらどうしようとか。いろいろ候補を挙げてみたけど、先ずは教えていただいた病院に電話してみました。
その結果… 自宅点滴OKです、とのお答え。「でも、病院で一度診察を受けてください。腎臓が悪いのは他にも原因があるかもしれません」と言われました。それはもちろんですよ!それで翌日にコビちゃん連れて行ってきました。
新しい病院一日目。そこで血液検査、超音波検査をしたところ、BunもCreも前より悪い数値になっていて、胸に水が溜まっていることが分かりました。水が肺、心臓を圧迫して呼吸も上手くできてないし、心臓から血液を送る力も弱いし、循環も悪い。おまけに血圧も高い… 今までやっていた点滴がはけきれなくなっていて、このまま点滴を続けていたらコビちゃんは死んでしまっていたかもしれない。前の病院は猫専門病院だったので安心しすぎていました。 怖ろしい…
今思えば、前の病院で行くたびに体重が少しずつ増えていたんです。よく食べる子だし、調子が整うと体重も増えるのかな、とも思ったけど、ちょっと食べが悪い時も増えていたので、「えっ!?」って思ったこともありました。まさか水が溜まっていたとは。気づいてあげられず、ごめんね。
先ずは胸の水を抜きたいけれど、コビちゃんが耐えられるか。針を刺してトライしましたが、無理でした。が、少し抜いた水の色は透明で、癌、腫瘍によって溜まったものではないことが分かり一安心。腎臓が悪いので利尿剤はNG。自然に水が吸収されるかどうか様子をみましょうということになり、この日は点滴はしませんでした。心臓のお薬、ベトメディンを処方していただきました。
二日目、胸の水は少なくなっていました。点滴の代わりに体内に吸収されたそうです。まだ残っていますが、腎臓のために点滴は必要なので適正量を見極めながら点滴をしましょう、と前の病院では120mlやっていたのを今日は75mlで。
三日目、コビちゃんは結局「肥大性心筋症」ということでした。この日はフォルテコールというお薬を処方してもらいました。 胸の水はまだ残っていましたが、この日も点滴は75ml、そして初めて私が針を刺し、注入しました。病院なのでコビちゃんはおとなしいし、先生もいらっしゃるので想像よりやり易かったです。
そして今日が新しい病院四日目。昨日は病院が休みで点滴をしなかったので胸の水は大分引きました。脱水の状態もそれほど悪くないそうです。今日も私が点滴。そして明日からは自宅でやります。今日は血栓を予防するプラビックスを処方してもらいました。血栓が後足の血管に詰まると、それはもう大変だそうです。そうなってしまったら諦めるしかありません。
診察の終わりには、コビちゃん大あくび。前の病院でも言われましたが、診察台の上であくびをする猫は見たことがない、って。相当慣れたのかな??
この五日間、コビちゃん、頑張ってくれました。そして新しい病院の先生のおかげで、コビちゃんの状態も大分良くなりました。まだ少し弱々しいところはありますが、玄関でのお出迎えや、はっちゃんへのお節介をするようになり、元の生活を少しずつ取り戻しているように思います。新しい病院は自転車で約20分弱。相変わらず顔を出して外を見ながら通院しています。
セカンドオピニオンって大切ですね。 今の先生は、病気の原因をいろいろな角度から探り、突き止め、的確に解決方法を導いてくださいます。その姿勢は安心してニャンコたちをお任せできます。おかげでコビちゃんは命拾いしました。後はコビちゃんの生きる力を私たちがサポートしてあげることだと思っています。肥大性心筋症も慢性腎不全も治る病気ではないし、いつ何が起こってもおかしくない状況です。しっかりとケアしたいと思います。
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